MILVA


1939年7月17日 フェラーラ近郊ゴーロ生まれ。

’59年、イタリア国営放送の新人コンクールで優勝、翌年「フラメンコ・ロック」でデビュー。’61年、サンレモ音楽祭に出場、翌年批評家協会より年間最優秀歌手に選出される。同年、パリのオランピア劇場にデビューし、エディット・プアフに絶賛される。’64年初来日。’72年ミラノ・ピッコロテアトロで、ワイル作曲ストレーレル演出の「三文オペラ」のジェニー役で、大成功を収める。’73年「愛遥かに」で、サンレモ音楽祭3位に入賞。’82年ベリオ作曲オペラ「真実の物語」世界初演で、ミラノ・スカラ座デビュー。また’83年オペラ・コミック座でワイル作曲「七つの大罪」’84年ブッフ・デュ・ノール劇場でピアソラと共演の「エル・タンゴ」’85年「真実の物語」でオペラ座デビューなど、パリでも活躍。’87年にはフランス映画「女囚たち」に出演。’94年「ミルバ・愛の讃歌~ピアフに捧ぐ」公演で12度目の来日を果たす。翌年、ストックホルムで行われたノーベル平和賞記念コンサートにイタリア代表として出演。ヴァイオリニスト、ギドン・クレメールのアルバム「ピアソラへのオマージュ2」にも参加し、翌年クレメールと共演した。その幅広い活動は、今なお留まることはない。

 

ミルバとコンビを組んだ井田演出のオペラ・コンサートのファンも多く、ドイツ・オランダ・日本で公演されたピアソラ「ブエノスアイレスのマリア」は、高く評価されている。