Kuniaki Ida Workshop


©岡村啓嗣
©岡村啓嗣

Program(例)


1.身体の発見

   日常的な動きの分析を通して、意識したり経験することのない感覚を見  

   つけ、意識的に捉え直す。アレキサンダーテクニック、フェルデンクラ 

   イスシステムなど、様々な身体訓練法を用いて、自分の身体を再認識す

   る。

2.日常の「ドラマ」の観察

   日常生活の中に見られる「ドラマ」を再構築して、その動きを演技とし 

   て再現する。

3.感情の動きを見る訓練と空間の把握

   感情の動きの他者への影響を観察し、心の動きが空間にどう広がり空間   

   をどう変えるかを体験する。

4.日常を超越した次元の体験〈中性の仮面・1〉

  「中性の仮面(マスキュラネルトラ)」を着用して、全くニュートラルな   

   次元における様々な事象の存在、本質そのものを体験する。

5.自然要素と物質〈中性の仮面・2〉

   火・水・風・土の基本元素や、他の感情をもたない物質になってみる。

6.光と色彩の体験〈中性の仮面・3〉

   仮面を着用して、空間に色を想像し、その空間の色を押し、触り、動 

   く。

7.時間《リズム)・呼吸

   メトロノームを使い、リズムを感じながら身体を動かし、感情や意識に 

   どのように働きかけるかを体験する。また呼吸と感受性のかかわりを見

   直す。

8.空間

   グループで棒を使い、空間を構築する。さらにボール紙を使い、感情の 

   創造を試みて、他者がその創造空間で感情を共有できるかどうかをみ

   る。次いで、空間のダイナミズムを認識、分析して、空間を構築する訓

   練を行う。

9.詩・絵画・音楽へのアプローチ

   身体を使って、詩と絵画を表現し、音楽を体感する。説明的ではなく、

   色、光,空間から認識・分析し、内的なダイナミズム空間を創造する。

10.ペルソナージュ

   表情のある仮面を着用し、他者になることを体験する。

11.悲劇(ヒーローとコーラス)

   悲劇の世界空間を、身体を通して生きてみる。

12.喜劇(コメデイア・デラルテ)

   コメディア・デラルテのキャラクターのオリジナルな仮面をつけて、人  

   間のタイプや演技の駆け引きを演じてみる。「喜劇」の起源・成り立ち

   を学ぶ。

13.道化(クラウン)

   自分自身のクラウンの発見と、ドラマの中のクラウンを学ぶ。

14・即興劇

   実際の劇の一部を演じて、即興劇を組み立てる。